▼「Home for Hope」という名前 に込めた思い
フィリピンの子どもたちが大人になり社会の中を生きていくうえで、どんなときも希望を持ち進んでいられるよう、心の中に支えとしてあり続ける“心のホーム”でありたい。
形あるホームではなく、形がなく心の中にあるからこそいつまでもあり続ける。
活動を通して子どもたちが得る経験や知識がそんな心のホームとなっていけるように。という願いを込めました。
▼目指すもの
途上国の貧困地域や地方農村で育った子どもたちが希望を持って自らの未来を描き、それに向かって自信を持って歩んでいけるようになること。
▼大切にすること
1、可能性を信じること
どんな子どもにも必ず可能性があることを信じ、あきらめずに取り組み続けます。
2、ともに歩むこと
地元に根付く事業になるように日本人の価値観でものごとを進めていくのではなく、フィリピン人とともにつくりあげていきます。
また活動に参加する子どもたちとも一緒に考えながら事業を改善し、ともに成長していくことを目指します。
3、小さな成功をたくさん生み出すこと
少数の大成功を生みだすことよりも、活動に関わったより多くの子どもたちそれぞれが小さくとも成功していくことを大事にします。
▼代表紹介
はじまりの思い
大学1年の春休み、初めてフィリピンを訪れたときのことです。教会の前でひとりの男の子が私に物乞いをしてきました。その手は小さく黒く汚れていました。そのときからずっと考えています。
「自分にはなにができるのか?」
それから13年、フィリピンでの活動に関わってきました。家族から虐待を受けた子ども、路上で物乞いをしていた子ども…そんな子どもたちが施設にある温かい人間関係の中で、夢を持って育つ姿を見てきました。けれども施設を退所したあと厳しい社会のなかで、貧困へと戻ってしまう子どもの姿も見てきました。
貧困と常にとなり合わせのフィリピン社会。犯罪、ドラッグ、売春…様々な危険がそこには存在します。そんな中18歳あるいは10代半ばで支援から離れ、本来はあるべき家族や帰れる家がなくひとりで生きていかなければならい子がいるのです。そんな子どもたちの姿を見て考えさせられました。
「自分にはなにができるのか?」
将来困難にぶつかったときも希望を持ち進んでいけるよう、支えとなるものや拠り所となるものを心の中に築きたい。誰もが羨むような人生でなくても、自分と将来ともに生きていく自分の家族が確かに幸せであれるように、心の中にいつまでもあり続ける支えを子どもたちの中に築きたい。そんな思いでHome for Hopeをスタートさせました。
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団体名:NPO法人Home for Hope
NPO法人格取得:2018年12月20日)
Eメール:info@home-for-hope.org
ホームページ:https://home-for-hope.localinfo.jp/
代表:石井丈士
主な活動地:フィリピン パンガシナン州