なぜ自立支援なのか?

ー路上から施設、そしてまた貧困へー

長い間、貧困が大きな問題となっているフィリピン。

特に子どもたちの貧困は大きな社会課題となっており、貧しいあまり食事すら十分でない子、親と生活することのできない子など危機的状況にある子どもたちにはたくさんの支援が集まっています。政府でも4psという制度を導入し、子どもがいる貧困家庭に現金支給をするなど課題解決に取り組んでいます。

しかし課題解決のためには、いま苦しんでいる子たちが救われるだけでなく、その子たちが将来に渡っても再び貧困に陥らないことが重要です。

実際フィリピンでは10代半ばまで支援を受けてすくすくと育っていったものの、大人になり支援から離れると社会の中でうまく生活していけず再び貧困に戻ってしまうということが少なくありません。

そうした状況を踏まえてわたしたちHome for Hopeは貧困をバックグランドに持つ子たちが、再び貧困に陥らないために自立を支援する活動を行っています。

■フィリピンの子どもたちの現状についてさらに詳しくはこちら

▼どう解決するか? ー自立支援に向けた3ステップー

Home for Hopeではそれぞれの年齢や状況に合わせて3段階の活動を行っています。

1)自立支援トレーニング…自身の将来について考えるセミナーの実施、小規模屋台の運営、レストランや福祉施設などでの職業体験

2)進路サポート…高校卒業後の進路相談、奨学金支援、就職支援

3)アフターサポート…進学及び就職後の相談会、セミナーやトレーニングを一緒に受けたメンバーとの同窓会の実施

1)で社会へ出ていく準備を進め、2)で一歩前に進み、3)で社会に巣立ったあとの居場所とつながりづくりをしていきます。これからの活動を現地のカウンターパートや協力企業と協働しながら実践します。

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